8つの問い

1. AIを使うとき、どんな人や状況が想定から抜け落ちているのだろうか?

AIに「返信文をつくって」と頼むとき。

AIに「この文章をわかりやすくして」と頼むとき。

AIでプレゼンや資料に使う画像を生成するとき。

2. AIの出力だけで、その人の経験や状況をわかったことにしていないだろうか?

AIに「この人はどう感じていると思う?」と聞くとき。

AIに「〇〇の立場で答えて」と頼むとき。

AIに相手の言葉を見せて、背景や性格まで推測してもらいそうになるとき。

3. AIの出力は、どの資料と照らし合わせ、誰に確認できるのだろうか?

AIに「これについて調べて」と頼むとき。

AIに「この制度やルールを説明して」と頼むとき。

AIが出した数字、引用、事例、出典を資料や投稿に入れるとき。

4. AIに肯定されたことで、自分たちの問い方や前提を疑わなくなっていないだろうか?

迷っていることをAIに相談して、「それでいいと思います」と返ってきたとき。

怒りや不安をAIに話したら、自分の言い分をきれいに整理してくれたとき。

AIが出した案を見て、「やっぱりこれでいいんだ」と早く安心したくなるとき。

5. AIを通すことで、誰の声が拾われ、誰の声がこぼれ落ちるのだろうか?

AIに「さっきの会議の内容を要約して」と頼むとき。

AIのおすすめや検索結果を見て、どの情報を読むか決めるとき。

AI翻訳や字幕を通して、誰かの言葉を受け取るとき。

6. AIが判断や行動に関わるとき、どこで人が気づき、止め、直せるのだろうか?

AIがつくった文章を、そのまま送信・公開しそうになるとき。

AIのおすすめを見て、買うもの、行く場所、申し込む先を決めるとき。

AIが組み込まれたサービスで、入力内容によって案内や対応が変わるとき。

7. AIが手軽に見えるとき、その手軽さは何に支えられているのだろうか?

AIの返事がすぐに返ってきて、何も消費していないように感じるとき。

AIで文章や画像がすぐにできて、誰の手も借りていないように感じるとき。

AIを使って自分の作業は減ったのに、別の人が確認や説明を担っているかもしれないと感じるとき。

8. AIや使われる場面が変わっても、同じ前提で使い続けていないだろうか?

いつも使っているAIの返し方が、前と少し変わったように感じるとき。

前にうまくいった使い方を、相手や場面が違うのにそのまま使おうとするとき。

AIがつくった回答や要約が、あとから何度も参照される前提になっているとき。